放射線科について
放射線科では、診療放射線技師によりX線・CT・MRI装置などを用いた検査を行い、臨床現場へ医療情報を提供しています。診療放射線技師はRadiological Technologist (RT)とも呼ばれ、さまざまな医療機器を使い、医師の診断を左右する「画像」を作る専門職です。また、画像業務だけではなく、患者さんが安心安全な検査が受けられるように、装置の管理や被ばくの管理も適切におこなっています。
検査までの流れ
患者さんの検査依頼がありましたら、放射線科受付に依頼伝票を出し受付を行います。検査担当者は患者さんを呼び出し、依頼伝票の内容と本人確認を行います。その後、検査を開始します。
検査画像は検像システムを使って検像しPACSに転送して、各診療科に届けます。
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1検査準備
放射線科受付に依頼伝票を提出します。
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2検査開始
患者さんを呼び出し、患者照合を行います。
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3撮影
依頼伝票で内容を確認しながら検査を行います。
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4検像
検像処理を行いPACSに転送し、各診療科に届けます。
設備のご紹介
X線一般撮影装置
骨や臓器の形、腸のガスの状態や骨折部位等、数多くの情報が得られます。
X線透視装置
X線透視装置でバリウムを利用した消化管 (食道、胃等)や尿路系、胆道系、脊髄腔、関節腔等に造影剤を使用して目的部位の状態を検査します。
CT (コンピュータ断層装置 Computed Tomography)
CTはX線を体のさまざまな角度から照射し、体の断層像をコンピュータでつくり出します。造影剤を使用することで体の内部構造を詳しく調べることができます。また3D画像もつくることができるので臓器だけではなく整形分野でも多くの情報が得られます。
MRI (磁気共鳴画像装置 Magnetic Resonance Imaging)
X線を使うことなく体内の状態を外部から検査する方法です。強い磁石と電波を使いますが、体の断層像が正確に映し出されますので、さまざまな病気の診断に有効です。
骨密度検査装置
照射したX線がどれくらい骨に吸収されるかを測定して、骨粗鬆症の度合いを検査します。