PFM患者サポートセンター

PFM患者サポートセンターについて

「外来の段階から患者情報を収集し、入院中や退院後の生活を見越した支援を行う『Patient Flow Management』 (以下、PFM) 」を2019年から導入しました。

当院では、PFM看護師が入院前に患者さん・ご家族と「面談」を設け、症状や主訴などお話を丁寧に伺い、入院前にどのような準備が必要かなど、具体的にイメージでき安心・安全・満足のいく入院生活になるよう支援します。

PFM医療事務職は、主に入院を予定した患者さんへの入院案内や必要書類の説明、また麻酔科外来時には滞りなく面談・診察が受けられるよう誘導などの補助をしています。PFM看護師を始めケースワーカー (以下、MSW) や多職種と協働し事務部門においてスムーズに入院の日を迎えられるようサポートしています。

PFMの業務

  1. 基本情報の聴取・作成

    予定入院、さらに転院や緊急で入院される患者さんの病歴や治療内容、身体、精神、社会的側面の情報、現在の生活状況の把握のため患者さんや家族にお話を伺い情報の収集を行っています。情報収集の際は当院で規定されているデーターベースを使用し基本情報を聴取することで入退院支援へつなげています。また、病棟看護師の業務負担軽減になるよう努めています。

  2. 入退院支援

    入院をする患者さんが退院する際に、早期に住み慣れた地域で療養や生活が継続できるよう入院前の面談を通して相談を受けています。また、入院早期より入院前の生活環境や患者さん、ご家族の希望などをしっかりと把握し、退院後の生活の問題点を分析し退院支援を実施する計画の立案を行っています。MSWと連携し情報共有を行う事により各種医療福祉相談や退院先に関わる調整を行い、早期退院に向けた支援が出来るよう努めています。

  3. 麻酔科外来

    手術前にPFM看護師と面談したデーターベースを基に、事前に多職種と情報共有し、循環器リスク、栄養リスク、口腔リスク、薬剤リスクなど様々なリスクを分析し、入院前に対処することにより安全性の向上に努めています。

  4. 手術 説明

    当院の「手術を受けられる方へ」用紙や動画・写真を用いて手術に必要な持ち物や、手術前・後の注意点、当日について、貴重品の管理方法についてお話をしています。
    また、手術を受ける部位により、お願いすることがあるため個別に丁寧に分かりやすく説明するよう努めています。

  5. 入院案内 説明

    「入院のご案内」パンフレットを活用し、必要とする書類の説明や入院時の持ち物、提出書類の記入の仕方、売店契約等の説明、リハビリに適した履物など分かりやすく説明します。

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