先輩セラピストインタビュー

1年目 作業療法士

認知症治療病棟 勤務

セラピストになりたいと思ったきっかけはなんですか?

私の母が看護師で、幼い頃から医療にまつわる仕事内容や患者さんとの日々のやり取りを聞くうちに、漠然と医療の世界に興味を持つようになりました。その中で、作業療法士という仕事があることを知り、体と心の問題に「作業」を用いてサポートしていくという関わりに魅力を感じ作業療法士を目指すことを決意しました。

どんな仕事をされていますか?

私は、認知症治療病棟に所属しています。認知症により日常生活に支障をきたしている方に、個別の評価を行い、創作活動、個別訓練、集団レクリエーションを中心に治療プログラムを立て、毎日楽しく仕事をしています。

どんな時に仕事のやりがいを感じますか?

日々、患者さんの治療プログラムについて悩むことはありますが、私自身が患者さんと関わりを持ったことで症状が軽減されたり、リハビリの終わりに「ありがとうございました。」と感謝の言葉をいただく時は嬉しい気持ちと同時にやりがいを感じます。

今後の目標を教えてください。

私は、入社したての新人作業療法士です。業務には少しずつ慣れてきましたが、まだ不安に思うことはたくさんあります。学校や実習で学んだ知識の他に、毎日の実践を通してより専門的な知識を増やして患者さん一人ひとりの状態にあった評価や治療ができるように精進していきたいです。

就職希望者へのメッセージをお願いします。

認知症リハビリテーションの魅力は、患者さん一人ひとりとの距離が近く、目に見えて症状が軽減していることを実感できます。また、集団プログラムの実施により多くの患者さんと共に楽しい時間を共有できることも仕事をする上で重要だと思います。

4年目 作業療法士

地域包括ケア病棟 勤務

セラピストになりたいと思ったきっかけはなんですか?

漠然と“人の役に立つ仕事に就きたい”と思い、作業療法士を学ぶ大学の進学を決意しました。大学時代には、実習を経験して患者さんの生活を支援できる魅力を感じました。

どんな仕事をされていますか?

私は、地域包括ケア病棟に所属しています。上下肢の骨折や変形、脊柱疾患、内科疾患など疾患の種類は幅広く、機能訓練はもちろんですが、トイレや着替え、入浴といった日常的な動作訓練をはじめ、趣味の再開や職場復帰までを目標に日々患者さんと関わりを持っています。また入院中の患者さんは、身体的な問題だけでなく精神的な不安も多く抱えています。退院後の生活を患者さんと一緒に想像しながら不安を取り除くことも私の仕事と思っています。

どんな時に仕事のやりがいを感じますか?

何といっても患者さんの笑顔を見られた瞬間です。病気や怪我によって出来なかった動作が再び出来るようになった時の喜びを共感できた時はとても嬉しい気持ちになります。

今後の目標を教えてください。

当院では、患者さんの生活背景も考慮した個別性の高いリハビリ提供を心がけています。患者さんにとって必要な作業課題を把握し、支援していくためにも日々学習を続けることと、患者さんの思いに耳を傾けることを忘れず取り組んでいきたいと思っています。

就職希望者へのメッセージをお願いします。

当院リハビリテーション部は大所帯なため活気があります。スタッフの層も厚く、日々臨床での疑問点などは相談・解決しやすい環境にあると思います。教育体制も充実していて、一人ひとりに合わせてOJTを実施してもらえる点も強みです。

8年目 作業療法士

回復期リハビリテーション病棟 勤務

セラピストになりたいと思ったきっかけはなんですか?

高校時代に部活で怪我をしてリハビリを受け、自分もやってみたいと興味を持ちました。

どんな仕事をされていますか?

作業療法士として、日常的な動作や家事動作練習など退院までに習得するべき動作訓練を行なっています。

どんな時に仕事のやりがいを感じますか?

目的の動作獲得となり、退院となった患者さんの笑顔を見た時です。

今後の目標を教えてください。

自分自身のスキルアップはもちろんですが、地域に住む多くの患者さんの力になりたいです。

就職希望者へのメッセージをお願いします。

当院は、リハビリに力を入れている病院です。様々な専門チームもあり、先輩をはじめ仲間とともにわからないことを一緒に勉強できる環境も整っているのでチーム力も向上し、自分の力にもなります。

3年目 理学療法士

回復期リハビリテーション病棟 勤務

セラピストになりたいと思ったきっかけはなんですか?

高校時代に、将来はスポーツに関係する仕事に進みたいと考えていた頃に担任の先生から理学療法士という職業を紹介されたのがきっかけです。そこから、自分自身でも理学療法士について調べ、実際に見学などを経て更に興味が深まりました。

どんな仕事をされていますか?

骨折等の外傷、脳卒中後の活動困難な方を対象に目標を“病前の生活を取り戻すこと”として、多職種と連携し、生活に密着したリハビリを提供しています。

どんな時に仕事のやりがいを感じますか?

リハビリ後に「動くのが楽になった」「前よりも良くなった」とお話ししてくださる瞬間に、“もっと頑張ろう!”とやりがいを感じています。

今後の目標を教えてください。

現在は、フットケアに関する業務にも参加しているので、たくさんの経験を積み知識や技術を習得していきたいです。

就職希望者へのメッセージをお願いします。

当院は、急性期から維持期まで幅広く対応しているため多くの経験ができると思います。また、整形外科医が多く整形外科手術件数も多い為、手術前、手術直後から学べる環境が整っています。リハビリ部は若いスタッフが多く集まる職場で相談しやすい環境です。

5年目 理学療法士①

一般病棟 勤務

セラピストになりたいと思ったきっかけはなんですか?

自分自身が怪我をした際に実際にリハビリを経験し、その時にやりがいがある仕事ではないかと興味を持ちました。

どんな仕事をされていますか?

現在、一般病棟に所属しており、手術前からの関わりと手術翌日からの急性期リハビリを担当しています。

どんな時に仕事のやりがいを感じますか?

一番やりがいを感じる場面は、患者さんが回復して退院する際に感謝の言葉をいただく瞬間です。他には、リハビリを行う中でなかなか上手に出来なかった動作が、二人三脚で繰り返していくうちに自立までに達した瞬間も嬉しいです。

今後の目標を教えてください。

資格を取得してから5年目を迎え、まだまだ経験、知識、技術の浅さを感じる場面が多くあります。勉強会や研修会で自己研鑽を重ね立派な理学療法士に成長したいです。

就職希望者へのメッセージをお願いします。

当院は、一般急性期病棟、回復期リハビリ病棟、地域包括ケア病棟とそれぞれ対象となる疾患や回復段階など、ここでしか学べない貴重な経験もできる病院だと思います。また、リハビリ部のスタッフは親身に相談に乗ってくれる先輩も多くアットホームな職場です。

5年目 理学療法士②

一般病棟 勤務

セラピストになりたいと思ったきっかけはなんですか?

幼い頃から体を動かすことが好きでした。自分自身がスポーツで怪我をした時に病院でリハビリを受け、その時に親身になって担当していただいた先生に憧れて私も理学療法士を目指そうと思いました。

どんな仕事をされていますか?

現在、整形外科疾患の多い一般急性期病棟に所属し、手術前、手術直後からの急性期リハビリを担当しています。

どんな時に仕事のやりがいを感じますか?

患者さんの中には、痛みや痺れなど様々な症状が日常生活動作の妨げとなる場合が多くあります。リハビリを行うことで、毎日少しずつベッドから起き上がることが出来たり、歩ける距離が伸びたりした瞬間に立ち会い、喜びを共感できることや「痛みが良くなった、ありがとう。」などの言葉とともに患者さんのほっとした表情や笑顔を見ることが出来た時にやりがいを感じます。

今後の目標を教えてください。

入院している患者さんやご家族の多くがなんらかの悩みや不安を抱えていると思います。私は、そんな気持ちに寄り添いながら、入院生活中の限られた時間で専門職として退院後の生活を充実させ、また安心して暮らせるよう知識・技術を高めていきたいと思います。

就職希望者へのメッセージをお願いします。

私は、結婚して育児をしながら働いています。育児休暇を終え職場復帰するときは不安もありましたが、職場の近くには当法人の託児所もあり、育児短時間勤務を選択したことで安心して働くことが出来ています。また、子供の体調不良など、急遽、休みを取ることになった場合も周囲の理解とともにサポート体制も整っている為とても助かっています。その他、何か困り事があった時にはいつでも相談に乗ってくれる同期や先輩の存在が大変心強く当院リハビリテーション部の魅力です。

3年目 言語聴覚士

回復期リハビリテーション病棟/一般病棟/地域包括ケア病棟 勤務

セラピストになりたいと思ったきっかけはなんですか?

医療従事者の国家資格取得を考え、養成校のオープンキャンパスに参加し体験授業で言語聴覚士という職業を知り興味が深まりました。

どんな仕事をされていますか?

脳血管疾患等を患った成人の患者さんを対象に、飲み込みに必要な筋力訓練やコミュニケーションに必要となる理解力・表出力改善のために訓練を行なっています。

どんな時に仕事のやりがいを感じますか?

リハビリを通じて食べ物を食べられるようになったり、少しずつコミュニケーションを図れるようになったりと患者さんと一緒に回復の経過を共有できることにやりがいを感じます。

今後の目標を教えてください。

まだまだ、知識や技術面に不足を感じる場面があるので、しっかり経験を重ねることで専門性を高め、患者さんや一緒に働くスタッフから信頼される言語聴覚士になりたいです。

就職希望者へのメッセージをお願いします。

言語聴覚士はもちろん、理学療法士や作業療法士をはじめとして多職種と連携してチームで患者さんに寄り添える環境が整っている環境だと思います。スタッフ一人ひとりに活気があり心強いスタッフが多く在籍していますので、個々の職種のみではなし得ない仕事の結果を感じることができます。

※インタビュー内容はすべて2021年8月当時のものです。