足底挿板療法(インソール外来)について
足底挿板療法とは・・・
足底挿板療法とは、ご自分の足の形に合わせて作製した靴の中敷き(インソール)を使って、身体運動を制御する方法のことです。
つまり、ご自身の足の機能を最大限に発揮させ、足部から体の動きをコントロールし、歩き方の改善やスポーツ時の効率の良い動きを再現することが目的です。
当院では、医師の指示のもと、理学療法士が足の特徴やバランス、歩き方(走り方)などを確認しながら、その人に合ったインソールを作製しています。
歩行中の足や膝関節の痛みの改善、スポーツをする上での動きを良くすること、障害予防などを対象としています。また、成長期の小・中・高校生の来院も多くなってきています。
「歩くのがつらい」「痛くて長く歩けない」「スポーツ中の痛みをやわらげたい」といった悩みをお持ちの方は、一度ご相談ください。
対象:今まで作製された患者様の疾患名
脊椎・骨盤 | 仙腸関節炎、腰椎圧迫骨折 |
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股関節 | 変形性股関節症(手術後も含む)、大腿骨骨頭壊死 |
膝関節 | ACL損傷(手術後も含む)、半月板損傷(手術後も含む)、変形性膝関節症(手術後も含む) 膝蓋骨骨折(手術後も含む) |
足関節・足部 | 変形性足関節症(手術後も含む)、外反母趾、足底腱膜炎、凹足変形、偏平足、足指変形 踵部痛、リウマチ変形、足関節痛(手術後も含む)、アキレス腱炎、舟底骨疲労骨折 |
下腿部 | シンスプリント |
肩関節 | 投球障害肩(手術後も含む) |
作製までの流れ
- 医師の診察、リハビリ処方
まずは、医師による適切な診断のもと、インソールが必要とされた場合、インソール作製の指示箋が処方されます。 - 理学療法士が評価、仮合わせ
- 立位アライメント骨の突出など柔軟性足の形状に合わせて型取り
- ベースの基本となる型作り靴の中敷に合わせるご本人の中敷に貼るために印を入れるテーピング評価
- 仮合わせ
- ベースシート作製足の形状に合わせてやすりをかけるベースシート完成ご本人の足に合わせる
- 靴の中敷に合わせる中敷の裏に貼りつけるパーツの取りつけアライメント確認
- 修正痛みがないか確認修正
- インソール完成
カバーをして完成
- フォローアップ
※必要に応じて修正を行います。3か月に1度程度、痛みがないかどうかの確認をします。
※2足目、3足目の作製を希望される方は、再度医師にご相談ください。