院長挨拶

青森慈恵会病院 院長 丹野雅彦

青森慈恵会病院 院長

丹野 雅彦

昭和54年に開設されて以来、地域に必要とされる病院とはなにかということを常に考えながら、地域の方々が安心できる良質な医療サービスを提供できるよう努めて参りました。その間、様々な試行錯誤や改革がありましたが、こうして今あるのもひとえに地域の皆様方ならびに関係者の皆様方のご支援、ご指導があってのこととあらためて感謝申し上げる次第です。

当院の開設からの理念である「オアシスのような病院」とは、創始者であり私の父でもある故丹野敬蔵の思いを言葉にしたものですが、2018年に青森慈恵会病院の軸となるミッション・ビジョンとして、職員といっしょに見直しました。

高齢化が進み、それぞれの患者さんの身体的、社会的な背景が複雑化することで、画一的な医療サービスだけでは、住み慣れた地域で自分らしく生活していくことが難しい場面を多く経験してきました。

患者さん一人ひとりの目標は何か、目標達成のために何ができるのか、患者さんに関わる全てのスタッフで考え、学び続ける。また患者さんご自身も当院との関わりの中で何か気づきを持っていただける。そんな全ての人にとっての学びの場となるような病院が、ひとつの解決策となるかもしれません。

ひいては地域の方々の健康と疾病予防の充実を通して、青森というこの地の活性化に微力ながら寄与したいと考えております。これからも皆様のなお一層のご指導、ご鞭撻を賜りますようよろしくお願い申し上げます。

青森慈恵会病院 院長

丹野 雅彦